御朱印とは
御朱印のおはなし
◎ 御朱印はなぜ集めるのでしょうか?
ご存知の方もおられると思いますが、「御朱印帳」はもともと「納経帳」と呼ばれています。
「納経」とは、御先祖様や故人の冥福を祈る為、あるいは自分の願い事の祈願の為に「写経」をして、奉納料を添え寺院に奉納することです。寺院は「写経奉納」の証しとして「納経帳」に日付と印を記しました。
時代の流れの中で「納経帳」から「御朱印帳」と呼ばれるようになりましたが、集めた御朱印は「写経の奉納の証」というだけでなく、「仏様と御縁を結ばれた証」でもあるのです。
◎ 御朱印が集まったらどうするのでしょうか?
たくさんの寺院にお参りし、御朱印を集めていると、御朱印帳がいっぱいになった、という方もおられるでしょう。
この「御朱印帳」はその後どうするのかご存知ですか?
御朱印帳は大切に保管し、ご自分が亡くなられた際、納棺して貰って下さい。
生前に御縁を結んだ仏様に見守られながらあの世へ旅立つ・・。
「御朱印帳」にはそのような意味もあるのです。
御朱印を集める皆様が「仏様と良い御縁を結ばせて頂きたい」そう願いながら参拝されれば「御朱印帳」はもっと大切なものとなるでしょう。
ご先祖様から頂いた貴重な命を光輝かせて下さい。
合 掌
靈場 賽の磧
金峰山 蔵王寺
2018年07月20日